松本猛(たけし) 公式サイト / 秋の奥蓼科散策

つれづれ日記/安曇野ちひろ美術館前館長、長野県信濃美術館・東山魁夷館前館長松本猛(たけし)のBlog

カテゴリ: つれづれ日記

秋の奥蓼科散策

更新日:2011.10.23

奥蓼科から八ヶ岳を望む
八ヶ岳の裾野の向こうに南アルプスを望む
奥蓼科の白樺林
  
9月末から2週間ほど東山魁夷の取材でドイツ・オーストリアを巡り、ハンガリーのブタペストまで足をのばした。こちらの報告は写真の整理がついてからいずれブログにアップする予定です。
 先日、信州自遊塾(http://www.jiyujuku.org/)と手を携えて活動しようという諏訪自然塾の開講式があった。このとき、塾長の清水馨さん(奥蓼科のぬしであり、野生植物の神様のような人)や地質学者の熊井久雄さんの案内で5時間ほど奥蓼科の自然のなかを散策した。
 むかしは富士山より八ヶ岳のほうが高く、富士山が怒って蹴飛ばしたら八ヶ岳の頭が割れた、という伝説は、実は真実だと熊井先生から聞いた。裾野の広がりや角度から計算すると、八ヶ岳は4000m以上の高さだったことが推定されるそうだ。その後に起こった何回かの噴火で頭が割れ、低くなったというのが実情らしい。
 
 亜高山植物が群生している一角や、観光のために外来植物であるドイツトウヒが植林されてしまった地域、県が湿地帯から水を抜いてしまった地域、ダム予定地だった地域に自然林が芽生え始めすでに100種類以上の樹木が確認されている地域など、自然がどうあるべきかを考え、感じながらの貴重な山行だった。
 強酸性の渋川の水を引いてつくられた、ため池である御射鹿池は東山魁夷が、白い馬が森を歩く絵「緑響く」を描いたところ。絵と同じような写真を撮影することもできた。
 ドイツ・オーストリアの自然はよく保存され、感動したが、日本の自然のすばらしさを実感として認識し、きちんとした知識を持つ人が増えなければ、自然保護というのはそう簡単ではない。諏訪自然塾の発展を期待する。(諏訪自然塾事務局 〒391-0013 茅野市宮川6630-16 松本修二 ファックス0266-73-9596)
 信州自遊塾では諏訪自然塾の塾長清水馨さんの案内で奥蓼科を散策しお話をうかがう会(小旅行講座)を12月3日に予定しています。詳細が決まり次第HPに発表します。僕自身も東山魁夷の自然観と蓼科で描いた作品について少し話そうと思っています。

 ?信州自遊塾の第2回講座「女優・根岸季衣と3.11後の生き方を語ろう」が29日13:30から豊科交流学習センター(豊科近代美術館となり)で開かれます。根岸さんはエネルギッシュで人間的にもとても魅力的な人。当日は朗読あり、歌ありの楽しい会になりそうで、対談をするのがいまから楽しみです。お時間のある方は是非お出かけください。詳細は信州自遊塾(http://www.jiyujuku.org/)まで。

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松本猛

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