松本猛(たけし) 公式サイト / 「善光寺御開帳」 2009.4.9信濃毎日新聞「松本平タウン情報」展望台(エッセイコラム)に掲載

活動情報»活動情報一覧

カテゴリ: 活動情報 >雑誌・新聞掲載・出版

「善光寺御開帳」 2009.4.9信濃毎日新聞「松本平タウン情報」展望台(エッセイコラム)に掲載

更新日:2010.01.16

4月5日、朝6時。薄暗い善光寺で御開帳のお朝事に参列する機会を得た。巨大な本堂は身動きもできぬほどぎっしりと人で埋まっていた。読経の声が響くなか厨子の扉が開かれると、堂内にどよめきが広がった。6年ぶりに前立ち本尊が姿を現した瞬間だった。  その日、前立ちの阿弥陀如来像の手につながれた回向柱に触れ、祈りをささげる人は、押し寄せる波のように続いた。 6年前の御開帳では2ヶ月の期間に628万人が訪れた。 善光寺信仰が爆発的に広まるのは12世紀後半からだという。今は絶対秘仏の本尊が、日本最古の霊像と喧伝されたことが一因らしい。布教には、たくさんの善光寺式阿弥陀三尊像と呼ばれる本尊の模像が活躍した。僧たちは三尊像を持って各地を行脚し、霊験あらたかな寺の縁起を語り続けたに違いない。前立ち本尊はその典型的仏像の一つである。 善光寺信仰が広まるにつれ、本尊の厳重な秘仏化が進んだ。その影響は前立ち三尊にも及び、前立ちにもかかわらず本尊と呼ばれ、御開帳のときにしか姿を現さなくなった。 ところで今回の御開帳では、前立ち本尊と瓜二つの阿弥陀三尊像を間近に見ることができる。信濃美術館ではドイツに渡ったその阿弥陀三尊像を里帰りさせ、公開している。美術館で美しい仏像を見ながら古の善光寺信仰に思いを馳せるのはいかがだろう。

松本猛

活動情報雑誌・新聞掲載・出版:新着記事から5件
2015.10.19
11/4 「ちひろ美術館のコレクションの魅力」 高橋明也さんと対談
2015.10.17
11/8 上越市講演会
2015.10.17
10/23 横浜美術大学 講演会
2015.06.16
6/17 夜10時 BS朝日「黒柳徹子のコドモノクニ」」出演
2015.02.24
3/21  三上満さん《記念講演》と《対談》
クリックしてFeedを登録サイト全体の新着情報をFeed配信中

活動情報

ブログ

QRコード/ケータイで見る

ケータイでもご覧いただけます。
左のQRコードを読み込んでください。うまく読み込めない場合は下のURLを直接入力してご覧ください。

URL → http://www.takeshi-matsumoto.jp
→

美術館サイト紹介

安曇野ちひろ美術館サイトへ
ちひろ美術館・東京サイトへ
長野県信濃美術館サイトへ
東山魁夷館サイトへ

このページのトップへ