松本猛(たけし) 公式サイト / 「映画」 2010.2.2信濃毎日新聞「松本平タウン情報」展望台(エッセイコラム)に掲載

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「映画」 2010.2.2信濃毎日新聞「松本平タウン情報」展望台(エッセイコラム)に掲載

更新日:2010.02.05

映画

世界一の興行収入を誇っていた映画「タイッタニック」をSF映画「アバター」が13年ぶりに抜いた。この映画、普通の映画ではない。特殊なメガネをかけると3D映像で見える。その臨場感を一度は体験してみたいという好奇心が人々を映画館へ足を運ばせるのだろう。
映画創世期はモノクロで音声もなかった。それでも人々は写真が動くことに感動し、映画館に押し寄せた。
先日、「チャップリンの冒険」などの無声映画を松本文化会館で見た。弁士が映像を見ながら熱弁をふるい、ピアニストが雰囲気を盛り上げる。これも、なかなか臨場感があり、会場からは笑い声や拍手がわき起こった。
トーキー(発声映画)が出現したときチャップリンらは反対を唱えた。無声映画時代に発達した映像表現が音声の助けを借りることによって安易な表現になることを懸念したからだ。しかし、時代はトーキーを求め、さらにモノクロからカラーに変わった。
科学技術の発展は誰にも止める事はできない。映画は科学技術が生み出した芸術表現である。これからも、さらにリアルな仮想空間を生み出すのは必然だ。
しかし、人間の想像力はどうなるのだろう。星を眺めてギリシャ神話を思い、天の川を見て牽牛と織姫の物語を生み出した人間の想像力は萎んでゆくしかないのだろうか。考えるのは後にして、まずは、「アバター」見に行かねばならない。

松本猛

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