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つれづれ日記/安曇野ちひろ美術館前館長、長野県信濃美術館・東山魁夷館前館長松本猛(たけし)のBlog

松本猛(たけし)のブログ「つれづれ日記」。日々の感じたことや考えたことなど、つれづれなるままに綴っていきます。

更新日:2018.04.08  |  カテゴリ:つれづれ日記

先ほどほどの投稿で中日新聞の記事がUPできていませんでした。

こちらが記事です。

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高畑勲さん亡くなる

更新日:2018.04.08  |  カテゴリ:つれづれ日記

高畑さんが亡くなった。悲しいという思いをとおりこして、もうお話ができないのかという喪失感が大きい。 昨日、中日新聞と信濃毎日新聞から電話インタビューを受けた。この写真がその記事だが、これは語ったことのほんの一部に過ぎない。新聞記事だからそれは仕方がないが、少しばかり高畑さんから聞いた話をここに書く。 近年、高畑さんお会いして話すときほど楽しいことはなかった。今の日本社会や世界情勢のこともいわさきちひろのこともたくさん話したが、一番面白かったのは、絵巻の話やいろいろな画家についての話だった。高畑さんは平安時代の絵巻があそこまで発達した理由を考えていた。絵師の力量や、絵巻の紙質、テーマの多...続きを見る

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あけましておめでとうございます

更新日:2018.01.05  |  カテゴリ:つれづれ日記

新しい年を迎えて、ようやく始動開始です。 昨年末から、台湾の若手(といっても40歳くらいかな)絵本作家、劉さんの絵本(画像「わたしだけのがっこう〈仮題〉)の翻訳を行っています。今年、新日本出版社から出版予定です。台湾で何回か会って、その作品のやさしさとユーモアと、彼の人柄にひかれて、日本で紹介したいと思いました。 原文は三人称で書かれていたのですが、主人公の一人称の文章にして、女の子の心理を追うという意訳に挑戦しました。ぼく自身はわりに気に入っているのですが、出たら読んでみてください。 今年は、時事通信で毎週の連載を書くことになりました。仮題ですが「絵で見るいわさきちひろの生涯」と...続きを見る

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今年もあとわずか

更新日:2017.12.27  |  カテゴリ:つれづれ日記

長いことブログをご無沙汰しておりました。 この数年、いろいろ余裕がなく、このページを開けることもなかったのですが、3年半抱えていたちひろの評伝『いわさきちひろ 子どもへの愛に生きて』が今年の10月31日に上梓できて、久しぶりにキーボードに向かいました。 ホームページもほったらかしにしていたのですが、ようやく息を吹き返しました。 おかげさまで、新聞社、雑誌、ラジオなどたくさん取材してくれまして、出版から2か月たたずに重版が決まりました。 紹介、書評記事はHPの活動情報新着欄に載せましたので、興味のある方はご覧ください。書き手によってずいぶん印象が違います。 雑誌関係は1月号などで紹...続きを見る

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新しい絵本を出版しました。

更新日:2015.03.14  |  カテゴリ:つれづれ日記

ずいぶんのご無沙汰です。 今年は、ときどきはブログを書こうとと考えています。 ところで、原発事故から4年目の3.11に合わせて、娘の春野といっしょに絵本『ふくしまからきた子 そつぎょう』を制作しました。原発事故から一年目の2012年には『ふくしまからきた子』をやはり春野といっしょに作りましたが、今回はその続編です。一作目は、とにかく子どもが大人といっしょに原発事故とは何かを考えるきっかけになる本をつくろうと思い、福島から広島の親戚を頼って母子避難した家庭を設定し、その子どもを主人公に描きました。あの本は「ぼくのことを書いた本です」と言ってくれた少年もいて、一作目は一作目で、間違ったこ...続きを見る

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憲法と秘密保護法は両立するの?

更新日:2014.04.30  |  カテゴリ:つれづれ日記

  5月3日の憲法記念日にチラシのようなシンポジュームを開催します。 1930年代、ドイツにはワイマール憲法という当時もっとも民主的と言われた憲法があったにも関わらず、ナチスはなぜそれを骨抜きに出来たのでしょう。集団的自衛権の問題は、同じように不戦を定めた日本国憲法の精神を骨抜きにする恐れを感じます。 戦前の日本と現在の日本は何が似ていて、何が違うのでしょう?今回のシンポジュームではそれぞれの分野の専門家を招いて意見を聞きます。ぼくは、パネリストの皆さんの考えていることを引き出すべくコーディネーターを務めます。 場所は安曇野市の堀金総合体育館サブアリーナ(豊科駅か...続きを見る

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テレビ出演のお知らせ

更新日:2013.06.07  |  カテゴリ:つれづれ日記

  東山魁夷「夕静寂」 東山魁夷「夕静寂」 長らくご無沙汰しておりました。8ヶ月も書いていなかったのですね。ブログサイトを開けて画像を入れようとしたら、なかなかうまくいかなくてじたばたしてしましました。PCを変えるとストレスがたまって大変です。ご無沙汰した理由は、たしかに忙しかったのですが、病気をしたとかいうことはありません。しばらくあいてしまうと、その間のことを書かなくてはと思ってしまい、億劫になっていました。元来、面倒くさがりなのです。今回、明日テレビに出るので、そのお知らせを兼ねて、ブログをボチボチ復活させようかと思っています。出演するのは以下の番組です。6...続きを見る

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その日東京駅五時二十五分発

更新日:2012.09.27  |  カテゴリ:つれづれ日記

 映画監督、西川美和さんの小説「その日東京駅五時二十五分発」という小説を読んだ。  終戦の日、特殊情報部に在籍していた主人公は情報をすべて知っていて、部隊の解散にともなって故郷の広島へ向かった。伯父の手記を元に書いた小説だが、1974年生まれの筆者の視点が、今までの戦争文学とはまったく異なっていて、思わず引きこまれた。  彼女は、3.11を実家の広島で、執筆中に知ったという。この本の凄さは、原発事故、震災という事態をリアルタイムで認識しながら、人間について、戦争ということについて深く思考したところにあるのだろう。  日本が戦争に突き進むことに対して、多くの人は疑いを持たなかった。...続きを見る

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りんご畑の12か月

更新日:2012.08.31  |  カテゴリ:つれづれ日記

この夏、3冊目になる本、『りんご畑の12か月』を上梓しました。企画を立てたのが去年の冬でしたから1年半以上かかりました。舞台は安曇野のおぐらやま農場。画家の中武ひでみつさんは実際に、ここで働いている人です。大変さも、喜びもすべて知っています。だからこそ、実感のこもった作品が描けたのでしょう。この絵本にはりんごへの愛が込められています。 オーナーの松村暁生さんは子どもたちが丸かじりできるりんごを作りたいと、除草剤を使わず、低農薬で土づくりから始めました。 戦後の農薬漬けの農業は、労働を軽減して大量生産を実現しましたが、そこで失ったものはたくさんあります。原発事故以降、自然とともに生き...続きを見る

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NHK Eテレ日曜美術館「夢の東山魁夷10選」ゲスト出演

更新日:2012.08.17  |  カテゴリ:つれづれ日記

残照 1947    19日(日)「日曜美術館」にスタジオゲストとして出演します。 「道」「残照」「光昏」「晩鐘」「白夜光」「夕静寂」「花明かり」「唐招提寺壁画」など東山魁夷の名作についてタップリと語ります。 通常は朝9:00~10:00、夜8:00~9:00の番組なのですが、朝、高校野球の中継が入ったときは、朝の放映のみ9月2日(日)に延期されます。夜の部はそのまま19日放映です。 魁夷に興味がある人もない人も、面白い番組になっていると思うのでぜひご覧ください。 このところ、東山魁夷関係の仕事が続いていて、7月には2冊の本を出しました。一冊は『東山魁夷と旅するドイツ・オーストリ...続きを見る

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