
松本猛(たけし)のブログ「つれづれ日記」。日々の感じたことや考えたことなど、つれづれなるままに綴っていきます。
春爛漫ですね。 安曇野もようやく桜の季節になりました。もっとも我が家のベランダに顔を出す桜は山桜なので、まわりの桜が散った頃、若葉と一緒にのんびりと花を咲かせます。そんな生き方も悪くないと思いつつ、原稿に追われております。 今日は、テレビ放映のお知らせです。 4月25日(水)21:00~22:00 NHK BSプレミアム「極上美の饗宴」 希望へ続く道~東山魁夷の東北~に出演します。(再放送:5月1日 (火)16:00~、5月2日(水)8:00~) 椎名誠がナビゲーターで、ぼくは東山魁夷の代表作「道」について、少し話す程度の出演ですが、もしご興味が興味がありまし たらご覧く...続きを見る
春は名のみの 風の寒さや ・・・ と歌うのは安曇野を舞台にした歌、早春賦だった。 3月も下旬というのに、このところ雪の舞う朝が続く安曇野。 それでも日差しが出れば、シジュウカラは春の歌を歌い、コゲラが木をつつき、ツグミの群れが田んぼに姿を表す。庭を歩いていて、枯葉の陰にフキノトウが顔を出しているのを見つけた。 よくよく眺めてみると蕾の中から芽が顔をのぞかせ、ひしめき合っている。おしくらまんじゅうをしながらあたりの様子をうかがっている子どものようだ。 信州ではフキノトウをフキッタマと呼ぶ人がいる。 「おい、フキッタマ、出てきたな」と心のなかで声をかけてみる。 かつて、絵本作家の...続きを見る
春は名のみの 風の寒さや ・・・ と歌うのは早春賦だった。 3月も下旬というのに、このところ雪の舞う朝が続く安曇野。 それでも日差しが出れば、シジュウカラは春の歌を歌い、コゲラが木をつつき、ツグミの群れが田んぼに姿を表す。庭を歩いていて、枯葉の陰にフキノトウが顔を出しているのを見つけた。 よくよく眺めてみると蕾の中から芽が顔をのぞかせ、ひしめき合っている。おしくらまんじゅうをしながらあたりの様子をうかがっている子どものようだ。 信州ではフキノトウをフキッタマと呼ぶ人がいる。 「おい、フキッタマ、出てきたな」と心のなかで声をかけてみる。 かつて、絵本作家の田島征三が『...続きを見る
明日、3月10日、絵本『ふくしまからきた子』が発売になります。 娘の松本春野とともに福島に取材に行って作った絵本です。放射線量の高い地域の小学校は学校ごと、比較的線量が低い地域へ移転を余儀なくされました。子どもたちは1時間も2時間もかけてスクールバスでそれぞれが、いま住んでいる家から通ってきます。爆発当初、大量の放射線を浴びた子どもたちは、学校に行っても校庭に出て遊ぶことができません。これ以上放射線を浴びる訳にはいかないからです。 遠くへ避難して、転校した子どもたちも、時にはいじめにあうなど、なかなか大変な状況にあるようです。 車で取材をしましたが、原発の近くへ向かうにした...続きを見る
ちひろドキュメンタリー映画撮影風景 展示室に並べられた「戦火のなかの子どもたち」原画 ちひろのドキュメンタリー映画のクランクアップが大詰めを迎えている。 監督は沈みゆく島をテーマにした「ビューティフルアイランド」などで知られる注目の若手映画監督の海南友子さん。エグゼクティブプロデューサーは山田洋次監督。 画家をテーマにした映画は、映像で絵をどう見せるかが勝負になる。 最近、東京で公開されている「ブリューゲルの動く絵」という映画を見た。これは恐ろしいほどお金がかかった映画に違いなかった。ウィーンの美術史美術館にあるブリューゲルの名作「十字架を...続きを見る
2012年もあっという間に10日が過ぎました。去年一年もまたたく間に過ぎていったというのが実感です。何か、毎年、毎年時間が過ぎるのが早くなっているように感じるのですが、これは、今まで生きてきた時間よりも、残りの時間が少なくなってきているからなのでしょうか。 今年も、よろしくお願いします。 正月8日にに、BSフジで絵本作家の村上康成さんの番組がありました。彼と年末に酒を酌み交わしたときに「見てくれ」といわれていた番組でした。村上さんがしばしば通う、沖縄の石垣島の自然を、彼がどう受けとめているかを追った番組でした。珊瑚礁の海にもぐり、数ミリの大きさしかないウミウシの宝石のような美...続きを見る
ベランダで雪化粧をしたバラ 激動の2011年が終わろうとしています。 3.11はぼくにとって今まで生き方を問い直させる大きな出来事でした。とくに原発の問題は、人間の文明というものについて、深く考えさせるきっかけになりました。 ぼく自身、電力というものに対しての意識が薄らいでいたことを思い知らされたました。どこかで空気や水のように、いつでもそこにあるものというように思いこんでいました。電気を享受するということも、人間が生活するということも、実は自然と深くかかわっています。 アメリカの先住民の言い伝えのなかに「7代先を考えて判断せよ」という言葉があります。一本の木を切るに...続きを見る
冠雪した有明山と大天井岳 山が白くなると、今年も終わりに近づいたと思う。 薪の燃える炎を眺め、はぜる音を聞いていると心が無になって、古からの時の流れのなかに身を置くことができるように感じる。縄文の人々にとっては、冬を生き延びるためには炎がなくてはならなかった。 昨日、今日と奥蓼科の明治温泉へ出かけた。信州自遊塾の小旅行講座「カラマツストーブを囲んで信州の森を想う」に参加するためだ。標高千数百メートルの明治温泉では、今朝、車の窓に氷が張り付いていた。 講師である諏訪自然塾の塾長、清水馨さんは、野生植物のエキスパートであると同時にカラマツストーブ普及LLPの代表でもあり、...続きを見る
奥蓼科から八ヶ岳を望む 八ヶ岳の裾野の向こうに南アルプスを望む 奥蓼科の白樺林 9月末から2週間ほど東山魁夷の取材でドイツ・オーストリアを巡り、ハンガリーのブタペストまで足をのばした。こちらの報告は写真の整理がついてからいずれブログにアップする予定です。 先日、信州自遊塾(http://www.jiyujuku.org/)と手を携えて活動しようという諏訪自然塾の開講式があった。このとき、塾長の清水馨さん(奥蓼科のぬしであり、野生植物の神様のような人)や地質学者の熊井久雄さんの案内で5時間ほど奥蓼科の自然のなかを散策した。 むかしは富士山より八ヶ岳のほうが高く、富士山が怒っ...続きを見る
そば畑の向こうに稲穂が光る安曇野 中秋の名月を過ぎ、安曇野は一気に秋の気配が漂いはじめた。虫たちはそれぞれの音色を響かせ、軒下や木立のあいだのクモの巣は、風に揺れてキラキラ輝く。 山桜の葉が静かに落ちると、かさこそと音を立てて動いていった。秋が来たのだ。林の中を歩くと、枯葉がが敷きつめられ、キノコが顔をのぞかせている。 キノコの季節が始まると思うとうれしいが、先日行った福島のことを考えると悲しくなる。野山は放射能に汚染され、キノコはもっともあぶない食べ物になってしまった。福島では何年もキノコ狩りができなくなるのだろうか。 9月11日に信州自遊塾のシンポジューム「信州の自...続きを見る
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